ポルチーニとは何?パスタ具材?【欧州で愛される香り高きキノコ!】
あなたは、『ポルチーニ』という食材について聞いたことがありますか?
ポルチーニとは、欧州で広く愛されているキノコです。
今回は、そんなポルチーニがどのようなものなのか、またポルチーニを使ったパスタやその他のレシピについてもご紹介していきます。
ポルチーニとは何?
ポルチーニはトリュフ、松茸と並ぶ世界の三大キノコの一つです。
特にヨーロッパでは最も好まれているといっても過言ではない王様キノコなのです。
世界中で取ることができ、日本にも自生しています。
ポルチーニは、イタリア語で「豚のようなやつ」という意味があります。
ポルチーニの見た目は、キノコ全体が丸々として膨らんでいます。
そして、その見かけから、子豚のような姿を連想するため、ポルチーニと命名されたと言われています。
ドイツ語ではシュタインピルツ、フランス語ではセップ、ポーランド語ではボロヴィックという名前で呼ばれています。
香りと味のバランスがよく、歯ごたえもしっかりしているため、ヨーロッパでは広く食べられています。
ポルチーニはイグチ科、ヤマドリタケ属のキノコです。
ヤマドリタケモドキとは違い、傘表面が無毛平滑になったおり光沢があります。
そして、菌柄の網目模様が不鮮明で部分的に存在しているという特徴があります。
ポルチーニは、主にトウヒ林など針葉樹林内に生息していることが多いです。
ポルチーニと呼ばれるヤマドリタケは、北海道のエゾマツ林など一部の地域のみで発生すると考えられていました。
しかし、海外から輸入樹木が植林されるようになり、菌糸が樹木と一緒に運び込まれ、ヤマドリタケと考えられる種類が、様々な場所で見つけられるようになりました。
山中では無く公園や道路に近い林にも発生しているのですが、キノコシーズンではない時期に発生するため、食用として考えられていませんでした。
ポルチーニはどのように食べれば良いの?
ヨーロッパでは、ポルチーニを生でスライスして調理することが一般的です。
ポルチーニはナッツのような芳醇な香りが特徴です。
日本では乾燥されたポルチーニが販売されていることが多いでしょう。
ポルチーニはパスタにも合うことはもちろんですが、イタリアでは香り高いポルチーニを活かしてリゾットとして食べることも人気です。
またスープやオムレツなどのアクセントにも使用出来ます。
ポルチーニを使ったおすすめメニュー!
ポルチーニと玄米のクリームリゾットを作ってみませんか?
用意するもの: ドライポルチーニ5g、水200cc、玄米ご飯、200cc、玉ねぎ1/2個、生クリーム120cc、オリーブオイル大さじ1、塩コショウ少々、パセリを少々
- ドライポルチーニは20分ほど水で戻しておきましょう。
- ドライポルチーニが柔らかくなったら、細かく刻みましょう。
- 玉ねぎ、パセリも同様に細かくみじん切りしましょう。
- 鍋にオリーブオイルを入れて弱火で玉ねぎを炒めましょう。
- ポルチーニと戻し汁を加えて、中火で沸騰させてください。
- 沸騰後にご飯を加えて、2分程度煮ましょう。
- 生クリームを加えて更に3分ほど煮てください。
- 塩コショウで味を整え、パセリを加えて混ぜれば完成です。
また、くるみとポルチーニのクリームパスタの作り方をご紹介しましょう。
用意するもの: ドライプルチーニ3枚程、しめじ・舞茸20~40g、生クリーム100cc、くるみ20g、塩コショウ少々、コンソメ粉末小さじ1/2、白ワイン大さじ1、オリーブオイル大さじ1、そしてパスタ麺を人数分
- パスタ麺は麺にあった湯で時間で茹ででください。
- ドライポルチーニ、しめじ、舞茸は食べやすい大きさに切っておきましょう。
- 茹ででいる間に、フライパンにオリーブオイルを敷いて熱します。
- 20分ほど水で戻したドライプルチーニとしめじ、舞茸を入れましょう。
- 軽く炒めたら、フライパンに白ワインを追加してください。
- その後、ポルチーニの戻し汁を入れましょう。
- じゅわっとなってきたら、生クリーム、くるみ、コンソメ、塩コショウを入れてグツグツと火にかけてください。
- 麺と合わせてお好みで黒胡椒を追加すれば完成です。
まとめ
ポルチーニはキノコの中でも香り高い食材の一つです。
パスタに合うことはもちろん、色々なメニューに合わせることが可能です。
ドライポルチーニを購入して、様々な献立でぜひ活用してみてくださいね。
*世界中の食卓で愛されるダイエット食材「松の実」については、こちらの記事!