コレステロール基準値の見直し改正って何?【女性必見の最新情報!】

hormone-blance

コレステロールと聞くと、なんだか悪いイメージがありませんか?

「コレステロール値が高いと不健康そう」とか「コレステロールはない方がいい」とか、そんなイメージってありませんか?

確かに、コレステロールは脂肪の一種です。

しかし、体の中の細胞膜の維持に必要で、体には必要不可欠なものなんです。

コレステロールの基準値は上限はもちろんですが、少なすぎてもいけません。

その証拠に下限も設定されています。

ここで大切なのは、「総コレステロール」。

コレステロールには「HDL(善玉)コレステロール」と「LDL(悪玉)コレステロール」があり、その両方を合わせた数値が『総コレステロール』の数値になります。

もし、LDL(悪玉)コレステロールの数値がHDL(善玉)コレステロールの数値に比べて著しく高いと、動脈硬化や心筋梗塞の可能性があります。

総コレステロール値が基準値より高いと不安になりますが、大事なのは、このHDL・LDLコレステロール値のバランスです。

HDL(善玉)コレステロールが多いことは問題ありませんが、少なすぎるのは問題です。

また、LDL(悪玉)コレステロールが多いとよくありません。

そのようなコレステロールの基準値がなぜ見直しされているのでしょうか?

実を言うと、過去に幾度も基準値の見直し案が出ています。

各々の専門家が基準値に対して「おかしい」と言い続けていました。

では、最新の基準値はどのように判断されて見直し改正に至ったのか…

女性の方は必見です!

・コレステロールの最新基準値

・なぜ見直し改正案が出されたのか

・女性だけ違う理由と治療方法

今回はこの3つにポイントを絞ってご説明していきます。

【スポンサードリンク】

コレステロールの最新基準値

従来の基準値は、男女ともに同じです。

(以下、総=総コレステロール、LDL=LDLコレステロール)

男女 『総 140〜199 LDL 60〜119』

最新の基準値は、男女別さらに年齢別で設定されました。

男性 『総 151〜254 LDL 72〜178』

女性(30〜44歳) 『総 145〜238 LDL 61〜152』
女性(45〜64歳) 『総 163〜273 LDL 73〜183』
女性(65〜80歳) 『総 175〜280 LDL 84〜190』

こうしてみると、基準値が大幅に拡大されていて、女性は年齢が上がるごとに高く設定されているのがわかりますね。

なぜ見直し改正案が出されたのか

見直し改正案は、2014年4月に日本人間ドック学会によって公表されました。

従来の基準は、総コレステロールが220を超えると「高脂血症」と診断されました。

ところが、この数値を疑問視する専門家は少なくありませんでした。

現に、心筋梗塞が日本より数倍多い米国より日本の基準のほうが厳しい。

それに加えて、日本人はもともとHDL(善玉)の数値が高い人が多い。

ですから、総コレステロールだけで判断してはいけないのです。

それにより以前は総コレステロールを基準としていましたが、今回からLDL(悪玉)コレステロールの数値をもとに診断することになったのです。

【スポンサードリンク】

女性だけが違う理由と治療方法

新基準を見ると、女性だけが年代別に設定されていますね。

その理由として主に挙げられるのは、女性ホルモンの減少です。

女性ホルモンのエストロゲンには、LDLコレステロールの分解と排泄を促し、HDLのコレステロールの合成を促す働きがあります。

したがって、閉経後の女性は急なLDLコレステロール値の上昇がみられるのです。

また、女性の心筋梗塞は男性の2分の1から3分の1と少なく、飲酒や喫煙を習慣とする人も少ないので男女とも同じ基準にするのはどうかという意見もありました。

日本の基準は厳しく、健康な領域の人でも直ちに投薬治療が開始されます。

この安易な投薬に疑問を持つ専門家も多いです。

このような理由から、改めて基準の見直しがされました。

しかし、LDLコレステロールが多いことは体によいということではないので、数値が高い場合は、生活習慣・食事に気を付けてみましょう。

まとめ

今回の記事をまとめてみますね。

・コレステロールの新基準は大幅に拡大された

・従来の数値が厳しすぎたため、健康な人でも治療を受けることになっていた

・女性は閉経後ホルモンバランスの乱れにより、男性よりもLDLが高い数値になりやすい

・安易な投薬治療の前に、まず生活習慣から見直す

いかがでしたでしょうか?

この新基準の公表により、コレステロール値が高いと言われていた人が正常値内と言われることもあるでしょう。

今までの厳しい基準では、特に更年期以降の女性で「高脂血症」と診断された方が少なくないと思います。

この新基準は、投薬治療の開始基準ではありません

仮に投薬治療でLDLコレステロール値を下げることができても、動脈硬化や心筋梗塞にならないとは言えません。

もし高めと判断された場合には安易な投薬治療を開始する前に、生活習慣の改善を試みてはいかがでしょうか?

※扁桃腺の腫れ【熱はない子供への対処法】は、こちらのページ

【スポンサードリンク】
     

関連記事

サブコンテンツ

このページの先頭へ