原因の対義語は結果?類義語は?要因との違いは?
あなたは『原因』という言葉の対義語は何かご存じでしょうか?
原因の対義語は、ふと思い浮かべるところで言うと「結果」を思いつきますが、果たして合っているのでしょうか?
また類義語はご存知ですか?
さらに、似ているイメージで「要因」という言葉がありますが、それとの違いを説明できますか?
今回は、『原因』という言葉についてお話していきます。
原因の言葉の意味は?
「原因」という言葉の意味は、何かが起こる原因となる行為や何かのきっかけである発生力を提供する出来事とされています。
また「原因」はある今回の問題を起こしたものであると解釈されます。
原因の対義語は何?結果になるの?
「原因」の対義語は「結果」が正解になります。
「原因」はある事柄の変化を引き起こす物と考えられています。
そして、その変化によって生み出されるものが「結果」となるため、この2つの言葉は対義語の関係になります。
時間的、論理的な前後関係や相互関係があると考えられます。
例を用いて考えてみましょう。
自分自身が何かの事柄において「結果」を出したい、「結果」を残したい、と考えているとしましょう。
「結果」を残すためには「原因」を作る必要があります。
「原因」と聞くとマイナスなイメージがもつ方もいらっしゃるかもしれません。
「原因」はマイナスなイメージは無く、「原因」があるからこそ「結果」が出てくるのです。
原因の類義語は何?要因になるの?
「原因」の類義語は「要因」です。
ある問題や現象が、あなたの身に起こったとしましょう。
なぜ、どうして起こったか「原因」を探りますよね。
1つの問題に対して、なぜ起こったのかという様々な「要因」が考えられるでしょう。
因果関係の可能性として考えられることを「要因」といいます。
要因と原因は類義語のため、一見同じような意味に捉えられがちですが、実は解釈は少し異なります。
「原因」は英語ではcauseと訳され、トラブルなど特定の結果に関係した要因、または今回の事象を起こしたもの、つまり事実ということになります。
「要因」は英語ではfactorと訳され、ある事象に影響すると考えられる事項、また今回の事象に影響し、ある事柄を起こす可能性があるもの、つまり推定ということになります。
例を用いて考えてみましょう。
ある事件が起こるとしましょう。
動機がありそうな容疑者が複数出てくることでしょう。
「要因」はまさにこの状況と同様であると考えてください。
そして、捜査をすすめるうちに、実際に事件を起こした人は、ある1人またはある1グループであることが分かりました。
「原因」はこの事件の状況と同様になります。
「要因」には複数の可能性がありますが、「原因」はその中の1つという解釈になります。
ただし、他の例を考えると上記の例に当てはまらない場合もあります。
会社で、どうして営業売上が上がらないのか、という問題を社員が考えたとします。
「原因」はおそらく1つでは無いことの方が多いでしょう。
「原因」という言葉を用いず、「要因」を考えましょうとは一般的にならないかと考えられます。
この場合は、複数の「原因」を考える、と言ったように「原因」が使用されると思います。
「原因」と「要因」は国語辞典によっても使い方や解釈が異なるため、複数の解釈があると考えてください。
まとめ
「原因」の対義語は「結果」という事は理解できたでしょうか?
また、「原因」の類義語は「要因」という事もご理解いただけたでしょうか?
類義語は種類があるため「原因」の類義語は「きっかけ」や「動因」「誘因」などの言葉が考えられますが、一般的には「要因」が1番メジャーとなります。
言葉は日々何気なく使っているものですが、考えてみると奥が大変深いものということがお分かりになるでしょう。
言葉の意味をきちんと理解した上で、正しく使用していきたいですね。
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