阿吽の呼吸の意味【金剛力士像が由来?】例文や使い方もご紹介!

「阿吽の呼吸」という言葉をよく耳にしますが、実は「阿吽」という言葉は真言の1つなんです。

真言とは、わかりやすくいうと呪文のような言葉のこと。

「阿」は口を開いて最初に発する音、「吽」は最後の音であることから、宇宙の始まりから終わりまでを表す言葉とされています。

また、「阿吽」はサンスクリット語の最初と最後の言葉であり、生まれてから死ぬまでを表す言葉という考え方もあり、仏教では「俗世に生まれて悟りを求め修行(生きる)し、死して六道を抜け涅槃に至る」ということを意味しています。

意外にも奥の深い言葉ですが、では「阿吽の呼吸」とはどんな意味なのでしょうか?

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由来は金剛力士像?阿吽の呼吸の意味とは?例文を使って使い方を解説!

「阿吽の呼吸」の由来とされ、よく見かけるものに『金剛力士像』があります。

2体で1対の仁王像は口を開いているほうが「あ」、口を閉じているほが「うん」であり、それぞれ阿形(あぎょう)、吽形(うんぎょう)といます。

「阿吽の呼吸」とは、こうした1対のものが息を合わせている様子から、『なにかを一緒に行うときに何も言わなくてもピッタリ息が合うこと』という意味になります。

使い方としては、以下の例文のようになります。

例文) 匠と呼ばれる職人達は阿吽の呼吸で作品を作り上げる
 
 
*ちなみにビジネスマンなら知っておくべき『お含みおきくださいの意味/使い方/例文』は、こちらで説明しています^^
 

由来は金剛力士像だけじゃない?

大きなお寺などにある金剛力士像は、口を開けた阿形、口を閉じた吽形で2体1対が立っていますが、神社などにある狛犬も、よく見ると片方が口を開けた阿形、もう片方が口を閉じた吽形です。

他にも様々な動物が、祀られている神様によって阿形、吽形の形で神様をお護りしています。

「阿吽」とは、始まりと終わりをさすと同時に、生きている人間たちが重ねていく時間の中で生まれる信頼関係を表しているのかもしれません。

そう考えると、阿吽の呼吸=息がピッタリ、という意味もうなずけます。

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「阿吽の呼吸」の例文

「阿吽の呼吸」という言葉が使われている小説などから、どのように使われているかをみてみましょう。

・この問いと答えは、探偵と助手における、いわゆる阿吽の呼吸というやつだ。(樋口有介「木野塚探偵事務所だ」より)

こう問えばこう答えが返ってくる、そんな様子がまざまざと目に浮かびます。

・こういう所だけは阿吽の呼吸で意見が合う。(奈須きのこ「月姫アルクェイド・ブリュンスタッド」より)

普段は憎まれ口ばかり叩き合っていても、心の底ではお互いを理解しあっている様子がわかります。

・一を聞いて十を知り、阿吽の呼吸で動いてくれるかんづめと接した後だと、なんというか、際立つ。(西尾維新「悲惨伝」より)

心が通い合っている者とそうでない者との会話では、かなり差があることが感じられます。

・阿吽の呼吸、ツーと言えばカー。(西尾維新「悲惨伝」より)

よく分かり合っている様が目に浮かびます。

「阿吽の呼吸」は使い方を間違えると恥ずかしいだけじゃない?

阿吽の呼吸、とは息がピッタリ合っていて、良い結果に結びついたり、お互いの信頼がさらに深まったりするような場面で使われることが多いといえます。

そうしたことから、自分のペースに合わせてうまくやれといったような意味で『阿吽の呼吸でよろしく!』などと言うのは間違いです。

意味を間違えて使っていると、なんだか恥ずかしい思いをしますよね。

仕事でもプライベートでも「阿吽の呼吸」で物事が運ぶ相手は、言葉に出さずともわかる大切な相手です。

奥の深い言葉だからこそ、使い方を間違えずに使用していくことで、本当に「阿吽の呼吸」で分かり合えるパートナーと出会い、縁が築けていけるといいですよね。
 

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